2014年09月02日
芝草管理技術者3級

芝草管理技術者3級
1.講習主催者 特定非営利活動法人 日本芝草研究開発機構
〒103-0004 東京都中央区東日本橋1-1-15 ヒューリック東日本橋ビル9F
TEL 03-5823-4893 Fax 03-5823-4894
2.資格制度 (公財)日本ゴルフ協会公認資格として芝草管理技術者試験が実施されています。
3.開催周期 2年に1回開催され、次回の開催は平成28年2月から3月予定
4.会場 原則として東京、大阪
5.費用 研修会受講料:42,000円 試験受験料:15,750円
6.受験資格 年齢18歳以上で、3級研修会(3日間)を受講した者
芝草管理の実務経験は問わない
芝草管理技術者第12回「3級」資格認定研修会実施要領リンクしていますクリックしてく
ださい。
7.筆記試験 芝草に関する基本的な知識、技術を検定。
実施時間120分 100問出題
60点以上が合格
※研修テキストのみ持ち込み可
8.有効期間 資格の有効期間は、3年 筆記試験合格者に資格認定証を発行
9.資格者数 2013年4月30日現在 1級 73名 2級 856名 3級 1,733名 合計2,662名
10.申し込み 27年10月から12月頃
3級は比較的取得しやすいが、2級からは3級を取得し3年以上の実務経験と事前の課題レポートを提出し
て試験研修委員会の認定の後、研修を受講し、小論文を提出して、筆記試験に合格した者(70点以上)
1級は、2級を取得して10年以上の芝草管理責任者としての経験があり、事前課題レポート提出、研修会
受講、筆記試験A,B(80点以上合格)論文A,B、面接試験A,Bに合格すること。1級は農学部修士修了レ
ベル・2級農学部卒業レベルのようです。
私どもの事業所では、本年の2月3月に1名の者が受講し試験に合格いたしました。テキストの内容も理論
的で充実しており、次回の開催時もスタッフを派遣する予定です。
講習会場受付で直近過去3回分の試験問題集が2,200円で販売されていますのでご購入ください。
テキストは160ページ程度であり、開催毎に加筆修正をしているようです。
席は、自由に着席できプロジェクターにて講義は進められます。
テキストとプロジェクター画面には相違があり、講師によっては考査内容が映し出されることもあります。
私は、平成28年2月22日~24日に大阪科学技術センター開催を受講していますが、1日目の最後の講義
からプロジェクター画面をデジタルカメラで撮影して、2日目の午後から講義内容をボイスレコーダーで
録音しています。講師には、高齢の大学教授もいらっしゃり、テキスト内容と関係のうすい話題を1時間
ほど話したり、休憩なしで100分連続で行ったり、早口の講師がいたり、プロジェクターを鮮明にするた
めに暗いために前列は、手元が見えづらかったり、マイクを口元に持っていかないでしゃべったり等ある
ので前方から3分の1程度の前の方に着席して、正面からプロジェクター画面がデジカメに正面として
撮影できる位置、且つ手元が明るい位置で受講することをお勧めいたします。
1時間ごとにスタンプを持参したスタッフが着席場所に来訪して計18回出席印を押して、講義最後に提出
して帰宅します。
講義項目は、9項目あり1項目当たり50分の2回の100分行われます。
1日目9時20分~10時受付 10時~10時50分、11時~11時50分は芝草管理入門Ⅰ
13時~13時50分、14時~14時50分は芝草管理入門Ⅱ、15時~15時50分、16時~16時50分は芝地
の造成
2日目10時~10時50分、11時~11時50分は芝生の一般管理、13時から13時50分、14時~14時50分
は芝生の土壌・肥料、15時~15時50分、16時~16時50分は芝生の病害防除
3日目10時~10時50分、11時~11時50分は芝生の虫害防除、13時~13時50分、14時~14時50分は
芝生の雑草管理、15時~15時50分、16時~16時50分は芝草管理用機械



日本芝草学会ホームページ
病害虫防除 株式会社理研グリーン(テキスト講師所属)ホームページ
国の研究機関 畜産草地研究所ホーメページ
NPO緑地雑草科学研究所ホームページ
試験対策は、過去問題集がございますが正誤解答が〇×なので正解の〇はそのまま暗記すれば
よいですが、不正解の✕はテキストにて正解を探し出し正しい内容を暗記する作業を行いました。
この問題集対策が20時間程度と授業中にスライドに映し出された画像は全てデジタルカメラで
撮影して、出題傾向問題を確認暗記しました。
テキストは2回程度音読し、問題集は3回程度解答しました。
結果、テキストを見て解答することができますがまったく見なくて解答できました。
1時間後の退出時に最初に会場を後にできました。自己解答は90点台と思います。
東京で受験しましたが500人以上の受験者ではなかろうかと思いました。
年齢構成は、7割以上が40歳代以上、女性もたくさんいらっしゃいました。
米国は、州ごとの大学に必ず芝草や雑草に関する学科が存在して、大学在学中に
理論を学び、休暇時にゴルフ場で実技を学んだ後に卒業後、2年程度ゴルフ場で
経験して、さらに修士や研究職を経たのちにゴルフ場を管理するようです。
日本には、そのような教育機関が存在しないため、主にゴルフ場にて働いた後に
数年から数十年後に必要性を感じて、このような資格取得を通じて学ぶようです。
欧米からはだいぶ遅れているそうですが、遅まきながらこのような資格を通じて
知識経験の普及を行なっているそうです。
講師からは2級を取得した後にやっとプロですよといわれました。
3級は、業界内の一般的知識レベルのようです。
特に今年は過去最大の受講者及び受検者数のようです。
芝草の利用先が、ゴルフ場・公園・各種スポーツ場・庭等から病院・福祉施設・
高齢者利用施設・保育所・幼稚園・教育施設・商業施設に広がり、施設管理者
の受講が増えたのではないかと想像します。
Posted by 大嶺健太郎 at 05:47│Comments(0)
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