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2016年05月08日

最終処分場浸出水処理施設




廃棄物最終処分場埋立施設には、隣接して浸出水処理施設が

併設されます。埋め立て予定地を掘削して地下水に影響する地

域をボーリングで確認した後、遮水シートを敷設して集水溝、通

気口の機能を維持した上で、計画年数の埋立処分が行われます。

特に雨水の影響により、埋め立て処分場の底には廃棄物や焼却

灰中を浸透して化学的影響がある浸出水が濃縮蓄積します、この

浸出水をポンプや勾配流出により浸出水処理施設に移送して、

BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、SS

(浮遊物質、水中に浮遊する粒子径2㎜以下の不溶解性物質の

総称)等の汚濁の進んだ水を公共用水域における生活環境の保全

に関わる環境基準、特定事業所にに関わる排水基準等により基準

値が定められている基準値以下に低減させて環境に放流します。

これらの施設を管理する上で最終処分場技術管理者、離接地で

リサイクル施設を運営しておれば、破砕リサイクル施設技術管理者、

水処理に一定量のエチルアルコールを使用すれば乙種4類危険物

取扱者、水中ポンプの取替整備結線を行うならば第2種電気工事士

、施設内の浄化槽設備維持管理には浄化槽管理士、浸出水処理施設

の維持管理には、浄化槽管理士、技術管理者などの水処理施設技術

者、鼠族の駆除、ハエの駆除を管理するための1級ペストコントロール

技術者、施設の消防設備の機能維持には第1種・2種消防設備点検

資格者、火災災害対策訓練の実施などの防火防災管理者の選任、も

しもに備えたAED救急救命訓練、労働安全衛生法に基づく第1種衛生

管理者、各種作業主任者、産業機械運転資格など資格者の配置と適

切な管理体制が必要です。

浸出水処理施設の管理は、施設の埋め立てが終了した後も浸出水が

自然環境水と同程度以下の基準に適合したのが確認されるまで管理

が継続されます。

私たちの目に触れない場所で、このような施設が稼働して自然環境に

悪影響のないように働きかけられております。

ごみの減量化、完全分別が、更なる環境負荷の低減につながります。




私どもの管理しております、比謝川行政組合一般廃棄物最終処分場

の周囲には入り口付近に蛍が飛び交い、周辺の農道ではうずらが

横断しています。

特に珍しいことは、処分場内にクイナ科の野鳥が生息して、ひな鳥と

ともに場内外をかっ歩しています。

台風などの雨天後、場内に水場ができたときは、周辺から野鳥が集

まります。

このような、処分場は国内でも珍しいと思います。

以下は、その画像です。
















最終処分場における最新の除草管理


  

Posted by 大嶺健太郎  at 10:36Comments(0)エンジニアリングサービス