2019年01月03日
電磁波測定士
電磁波測定士は電気の副作用である極低周波電磁波（50／60Hz）
の測定を行い、対策方法を提案し、必要に応じて対策を講じることを
目的とした資格制度です。
電気の需要が増え続ける現代において、その副作用である電磁波の
正確な測定と環境改善コンサルティングは、社会性が強く、今後ます
ます活躍が期待される資格です。
主催団体 日本電磁波協会
「電磁波測定士が電磁波に関し医学・建築・環境等幅広
い分野における専門的、国際的な情報を収集しその検
証を行うことにより、自らの電磁波測定能力の向上のみ
ならず、我が国において未だ正しく認知されていない電
磁波とその影響に関する正確な情報と対策を広く周知
させること」を目的として設立されました。
設立 2009年3月
在籍会員 （平成30年7月現在）
電磁波測定士 個人会員 1,400人
法人会員 62社
資格の種類 1級電磁波測定士（200人 平成31年1月現在）
2級電磁波測定士（1,400人 うち200名が1級 平成31年1月現在）
取得方法 指定された講習会を受講、修了試験合格。
1級は修了試験合格及び課題提出修了認定。
費 用 一般社団法人日本電磁波協会のサイトにてご参照下さ
い。
測定できる電磁波と測定できない電磁波
建物内の家電製品や屋内配線から発生する低周波（50
／60Hz）の電磁波（電場・磁場）を測定します。
携帯電話やWi-fiなどの高周波（＝電波）と呼ばれる電磁
波は技術的に正確に測定することができません。
理由は、発生源が多すぎて測定数値の結果を解析するこ
とが現時点では現実的ではないからです。
世界の電磁波規制状況
スウェーデンでは高圧鉄塔の建設は郊外に制限されており、送電線
は撚り合わして磁場強度を低減してから地下に埋設しているので、
磁場の強度は非常に低くなっています。
電力会社は高圧送電線の敷設には最大限の配慮をしている。
さらに全てのコンピュータにはアースが義務付けられています。
規制値を目安に小学校、幼稚園近辺の鉄塔の撤去や移転、
住宅密集地近くの送電線の撤去などを行っている。
イギリスでは16歳未満の子供には携帯電話の使用を控えるよう
勧告
フランスでは16歳未満の子供は携帯電話の使用を控え、携帯電
話使用時には非電波式のイヤホンの使用によって頭部への密着
させるのを防ぐように、そしてその際にも妊産婦は携帯電話本体
を腹部から離すように勧告
イタリアでは幼稚園、小学校などで２ｍＧに規制
スイスでは規制値以外に住宅、病院、学校などに特に防護が必要
な場所においては磁界の規制値を別途設定
ドイツではＩＣＮＩＲＰガイドラインを踏まえて、法律に基づく規制
アメリカでは州ごとの規制が行われている。
規制数値と機器別電磁波発生状況
周波数による電磁波の分類
様々な周波数の電磁波
電磁波の分類
暮らしの中の電磁波の影響
屋内配線電気ケーブル電磁波
私の所属する事業所でも、平成31年1月及び2月に資格を取得し、新
たなサービスとして提供致します。
詳しくは電磁界情報センターサイトへ
「人工的異常電磁波は周波数に関わらず全て有害である」。
これを提唱したのは、電磁生体学の世界的権威でノーベル賞に2度
もノミネートされたロバート・ベッカー博士（ニューヨーク州立大）。
ロバート・ベッカー博士は、人工電磁波の持つ10の危険性について
以下のように述べています。
1993年/12月 発刊
電磁波の10の有害性
1）発ガン作用がある（イニシエーター効果）
2）発ガン細胞の成長を促進する（プロモーター効果）
3）成長細胞に悪影響を与える（お腹の中の胎児に奇形が起こる）
4）胎児の異常発育が起こる
5）神経ホルモンが変化する
6）異常行動が起こる※高圧線の側に住んでいる人の自殺が4割増す
のはセロトニンが激減するから
7）生理的リズムが阻害する（不眠症）
8）ストレス反応（アドレナリンが発生する）
9）免疫機能が低下する（メラトニンが激減する）
10）学習能力が低下する
博士が電磁波の危険性を提唱していた26年前よりも今はさらに文明
も科学も進歩し、一方で電磁波問題はより身近の家庭内や生活の
すべてにまで深く関与してくるようになりました。
一昔前までは、高圧電線の近くに住むことだけ注意していれば良か
ったものの、今はコンピューター技術が生活の至る場面に広がり、
さらに携帯電話の基地局だけでなく、今は空港から駅、店舗から
自宅に至るまでWiFi、電力用スマートメーターが張り巡らされ、
情報取得に便利になっていく一方で電磁波への不安は強まるば
かりです。
様々な電磁波が身近に迫ってくる中、今となっては大人だけでな
く、小さな子供からお年寄りまでも当たり前に使っているスマート
フォン。
スマートフォンは、小型パソコンというよりは小型電子レンジのよ
うなものであり、これまでのガラケーと呼ばれる携帯電話とは比
較にならないほど強い電磁波を発生することが問題視されてい
ます。
4ミリガウス。（０．４μＴ）
これはWHOの国際がん研究機関が、2001年10月「事実情報
（ファクト・シート）」で、電磁波により「4ミリガウス（0.4μＴ）を境に
小児白血病発症の危険が倍増する」と発表した値です。
1979年以来行われてきた高圧送電線などによる生活中の電磁
波と小児白血病に関する20件近い疫学調査を分析評価したも
のであり、通常、小児白血病の発症率は10万人に3～5人とい
われています。
日本でも同じような研究調査が行われ、子ども部屋の電磁波が
平均4ミリガウス（0.4μＴ）以上の環境では、やはり白血病の発
症頻度が2倍以上になることが分かりました。
ただ、その当時の結論では、平均4ミリガウス（0.4μＴ）以上の
強い磁力環境にさらされているのは、日本では人口の1%以下
となるとされていました。
ところが、スマートフォン時代の到来とともに、WiFi環境も整
って日常的に電磁波が飛び交い、小さな子供も動画を見たり
ゲームをするためにスマートフォンを利用する機会が増えま
した。
現在では、街中のＷｉ－Ｆｉ設備、電波塔、高圧電線、受変電設
備、自動車、家電製品、ビルや住宅内の電気ケーブル配線、
照明、ＩＨ家電、特に身に着けて移動している携帯電話等の普
及拡大と規制がほとんど行われていないことで、日本人は世
界一電磁波の影響を受けている人間といえます。
公的機関勤務日本人研究者の電磁波報告例も存在します。
「生活環境中電磁界による小児の健康リスク評価に関する研究」
1999年度から３年間、電磁波を疫学研究した国立環境研究所の
兜（かぶと）真徳研究員（故人）が中心となってまとめ、「４ミリガウス
以上の電磁波に被曝すると小児白血病の発病率が2.7倍、
小児脳腫瘍は10.6倍になる」との研究結果を出した報告書。
電子レンジ「電磁波がもたらす影響」解説サイト
電波塔、鉄塔、高圧線、変電所などから生命を脅かす様々な影響が生じているようです。
５Ｇ導入のためにオランダ・アイルランドで街路樹伐採、間もなく東京でも電柱地中化街路樹伐採予定
2013年10月 携帯電話による脳腫瘍リスクについてアメリカ上院議会公聴会での科学者の証言
カナダの学校でのＷｉ－Ｆｉの電磁波の影響で子供の健康障害発生
スマートメータについては以下をご覧下さい。
電磁波の影響を小さくした街が実在します。
翻訳機能を日本語に変更してご覧ください。
携帯電話の着信音電磁波によって行動を変える蟻
「５Ｇ」：次世代テクノロジーの人類に対する影響解説動画
ブリュッセル市が５G導入にNO！
Posted by 大嶺健太郎 at 09:33│Comments(0)
│資格試験のコツ
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