2014年08月21日
ハウスクリーニング技能士
ハウスクリーニング技能検定対策
教材販売先
公益社団法人全国ハウスクリーニング協会(郵便112-0004 東京都文京区後楽2-3-10 白王ビル
8階 ℡03-5802-7031 Fax03-5802-7032)においてハウスクリーニング従業者研修用テキスト
[全面改訂版] 会員価格7,500円(税別) (送料無料) 一般価格10,000円(税別) (送料別途加算)
A4版 平成25年4月1日全面改訂版 購入申し込みはFAXにて申し込みできます。上記、名称部分をク
リックしていただければホームページにリンクしておりますので詳細が確認できます。
試験代行機関 公益社団法人全国ハウスクリーニング協会
受験資格 実務経験3年以上
受験手数料 学科試験 8,900円 実技試験 29,900円
受験案内配布 平成27年7月1日 平成27年度の予定は協会から公示されています。
協会ホームページでダウンロードできます。
受付期間 平成27年7月1日~7月31日(受付最終日の消印有効)
学科試験期日 平成27年9月18日(金) 試験会場 仙台・東京・大阪・福岡
受験票・筆記用具持参
実技試験期日 平成27年11月17日~20日 大阪会場 エル・大阪
平成27年10月19日~24日東京会場 白王ビル
平成27年10月7日~9日福岡会場 福岡県自治会館
平成27年10月14日~16日仙台会場 フォレスト仙台
持参すべき物 受験票・上下作業服・作業靴・作業用ゴム手袋(使い捨てではないもの)
白色ウェスタオル7枚
合格基準 学科 50問出題 60%以上の正答
実技 7課題 各課題60%以上の得点
合格発表 平成27年3月31日 協会ホームページ上で確認できます。
試験内容 学科試験は、上記テキストの範囲から協会ホームページ公表過去問題程度
の出題がされます。
実技課題詳細内容はここをクリックしてください。受験生のための試験問題集を開いて
ください。
実技試験は、7課題あり 得点 標準時間 打切時間
課題1 レンジフードの洗浄 20点 25分 28分
課題2 ダイニングチェア 10点 10分 13分
ウール素材クリーニング
課題3 ステンレスの油汚れ落とし 10点 10分 13分
課題4 五徳の汚れ落とし 10点 10分 13分
課題5 ビニールクロスの 10点 8分 11分
汚れ落とし
課題6 磁器タイルの汚れ落とし 10点 8分 11分
課題7 フローリング床のキズ補修 10点 10分 13分
合格率 学科試験の合格率は2ヵ年平均で70%です。
実技の合格率は、平成24年が34%、平成25年が29%です。
検定合格率としては、平成24年度が31%、平成25年度が23%です。
試験対策 一般財団法人建築物管理訓練センターにおいて平成26年度ハウスクリーニング技能
検定受験準備講習が行われております。申込締切7月31日(木)
東京会場 定員80名 実技講習 平成27年8月18日~8月22日
学科講習 平成27年9月2日
大阪会場 定員40名 実技講習 平成27年9月2日~9月7日
学科講習 平成27年9月2日~9月7日
詳細については、ホームページとリンクしていますのでここをクリックしてください。
昨年の合格率等詳細はここをクリックしてください。
実技試験の公表以外の大事なポイント
実技の合否基準は、時間内に終了し、必ず汚れが落ちていること。
汚れ落とし作業は特に汚れが落ちていることが重視される課題です。
平成26年10月10日大阪会場で受験しました。
平成26年度は、大阪会場で受験しましたが説明は懇切丁寧でした。
課題1は、油が全体的に塗布されています。その都度、タオルの面を替える操作が重要です。
本日、受験しました課題の内容は、昨年度とほぼ変わりはありません、大阪会場では、タオル
が、水拭き用及び洗剤拭き用各2枚でした。ライト、ヘラ、鏡、ブラシ、ペーパーがありました。
全体的に油が塗布されていて手数を速くしないと間に合わない。フードスイッチ部分内部は
油脂洗剤白バッドにて、外装は、スポンジ弱アルカリ洗剤にて対応。
洗剤は、フード内部は油脂洗剤、外部は弱アルカリ性洗剤。
課題2は、CDぐらいの大きさで、スポンジで椅子に醤油を塗布しています。
最初に機器の起動確認、吸い込み、噴射 その後洗浄作業へ、昨年と変わらず。
最初に機器の起動確認を行いホースが外れていて噴射しないか確認ください。
課題3は、3つの油汚れということになっていますが、中には大きな1つのこげで、公表されている範囲
よりも大きな汚れもあります。
公表課題は、3つの汚れ実際は1つの焦げ、バーナー炎の距離及び時間によって課題の負荷にムラ
があります、すぐ落ちる人落とせない人、負荷の程度によって様々です。当たりはずれがあります。
油脂用洗剤及びクレンザー・スポンジ及び茶パッド使用。
課題4は、ガムテープが張られ、五徳半分全体に油を塗布してバーナーで焼いています。
スクレイパーとスカッチブライト操作がたいせつ。
五徳の上側に受験番号が表示され、時計で言うと10時及び2時の位置にテープが張られ
それが施工境界になっており、それ以外の8/12の面積の汚れを落とします。
爪が約4本のうち2本のつま先及び根元並びに五徳平面に3か所ガムテープが張られて
バーナーで焼かれています。一部裏面にわたり貼り付けられていることがあります。
裏面も忘れずに油脂洗剤にて対応してください。
最初に油脂洗剤をスポンジで全体に塗布して、すぐスクレイパーでこげシールをはがす。
その後に茶パットで油脂洗剤を爪を詳細に、五徳面及び裏面を研磨して、爪の根元を
ワイヤーブラシ磨きの後、洗剤拭き後残留している汚れの確認して対応すること。
公表問題では、五徳の半分の範囲ですが、実際は全面の80%、範囲が大きい。
油脂用洗剤及びクレンザー・スクレイパー大小各々1本、ワイヤーブラシ、茶パッド
スポンジ。養生タオルは、敷いてありました。
課題5は、ビニールクロスは、公表内容と同じです。
ビニールクロスは、公表図面は、左が水性、右が油性ですが。
実際の問題は、両脇が油性汚れ、内側が水性の汚れ。
壁用洗剤、スポンジ、白パッド、白・青・黄色タオル各々1枚使用。
課題6は、タイルとタイルの間の目地にもペンキが塗布され、目地の幅が狭く指は入りません。
タイルには、油性塗料、目地には水性塗料が塗布されています。
弱アルカリ性洗剤、クレンザー、白パッド、スクレイパー大小各々1本またはプラスチックヘラ。
初年度は目地に水性塗料を塗布してあまりにも落とす受験生が多いため、2年目の平成25年
は目地に油性の塗料を塗布して、多くの方々が不合格になった模様。
平成26年度は、目地のモルタルが異常に強度が弱く、洗剤タオルで擦っても剥がれる強度で、
白パッドを指で擦っても剥がれるようです、3年間毎年、内容を変更しているようです、且つ目地
の塗布している塗料が目地とほとんど色が変わらず、色の識別に障がいのお持ちの方々には、
汚れの判別が難しいことも予想されますので受験申込み前に事務局あてご確認ください。
中には、目地が割れて中止になった方もいたようです。力を入れると剥がれます。慎重に作業を
力を入れると、目地が傷つきます。ゆっくり丁寧に。白パッドまたは洗剤黄色タオルにて。
私は、プラスチックのヘラを白パットに巻いて行いましたが、最初に洗剤タオルで試すのも良いと
思います。弱アルカリ性洗剤を塗布したら、即スクレイパーにて磁器の塗料を除去後目地を行う
目地は、力ではなく 弱い押さえと白パッドの優しい動きで落とすこと。この課題で不合格が多い
です。
課題7は、公表問題と同じです。
乾いたタオル2枚、水拭きタオル1枚、ワックス用具、7課題の中で唯一手袋着用なし。
カネコテの加熱時間が短いままで、検定が実施され開始後十数秒間ワックスが、
溶けづらくムラが生じることもありますので気を付けてください。
ワックスの凹凸部を平滑研磨する時に力を抜いてこすらないと金属粉がワックスに付着
することがあります。注意ください。
フローリング床面に近い色のワックスは小さく、サイコロ程度でやりづらいこともあります。
ワックスは、ステンレスのプレート端上に10センチの長さで2色以上を溶かしてからカネコテで
傷に流し込むこと。流した後にはコテで凹凸をならすときコテは、途中で止めないで最後まで
行う、途中で止めると跡が残るため注意すること。仕上げの研磨は、本当に軽くこすること。
課題1・2・5は、汚れの負荷増減による、技能影響が他の課題と比べて小さく、課題7はまったく影響があ
りません。
この4つの課題は、まさしく技能の練習成果が反映される課題です。
残りの3課題は、タイルの目地ペンキの付着状況及び油塗布後のバーナー加熱の加減により、作業負荷
にムラが生じます。
実技課題の技法が説明されているテキスト類は販売されておりませんので、上記対策講習を受講するこ
とにより資料が入手できます。
私も2013年に受験しましたが、学科は合格しましたが実技の課題3・4・6が合格点数に届きませんでした
それ以外の4課題は満点でした。
標準時間内に終了したのですが、落とし切れていないと判断されたようです。
ただ、私どもも2名受験しましたが、もう1名も同様の方法で、課題3は合格点でしたので、YouTubeの映
像課題4・6は若干違いがあるかもしれません。ただ、五徳の裏面を対応していないことと汚れが落とされ
ていと判断されていること、タイル課題で汚れが落とせてない及び目地を傷めてしまっている等が考えら
れます。
不合格通知には、点数が記入されておりますが評価の根拠が示されていないため、次回受験時の参考
になりません。以前は、協会主催で技能講習を開催していたようですが、検定実施機関は検定内容に準
ずる講習会の主催が禁止されておりますので、現在は行われておりません。
平成25年は、仙台で受験しました、広めの会場の中央にテーブルがありそこに道具類が置かれていてそ
こからプラスチックケースにタオルを含めて入れてテーブル周囲の各課題テーブル等に向かいます。
本年は、大阪で受験しましたが3つの部屋に分かれてフードレンジ・五徳、イス、壁紙・磁器、床、ステンレ
ス課題を4名1班で移動しながら約4時間で受験します。各個人用のテーブルに資機材が置かれており
そこに自分で持ってきたタオルやゴム手袋を置いて始めます。レンジ以外の課題は水拭きタオル・洗剤
タオルが1枚置かれています。レンジは各々2枚置かれていました。
受験時間は、自分のナンバーに応じてA1~A4、B1~B4、C1~C4に分けられ割振りされた一覧が
掲示されております。
平成26年度は、各課題開始時にアナログの目覚まし時計に電池を入れて時間の目安を示し且つ
標準時間を超過した時に案内するようです。各課題終了後にタオル等を洗って廊下のテーブルに
返却します。
各検定課題予定時間前に廊下にて待機して呼ばれるのを待ちます。終了するとその都度検定関係者
が施錠の上、評定を行っています。
道具をケースに入れたり、終了後にテーブルにもどしたりすることは、手早く行ってください。
試験は、実技内容を僅かながら毎年変更しており、来年度も若干内容が変更されると思います。
実技の事前講習会の内容も毎年変更が加えられるため、複数人数が受験する場合は、どなたかが
受検対策講習会を受講された上で、事業所内伝達を行われることをお勧めいたします。
事前講習受講にかかわらず、実技の合格率は2割弱程度ですので、急いでなければ、ある程度の
技能士が誕生し、他の技能検定のようにDVD等で技能内容の社会的な普及が図られて、技能の均
一化・標準化等、検定評価基準が認知されてから、且つ合格率が他の技能検定並みに向上した後、
受験されても遅くはないかと思います。
平成27年現在、協会等から実技技能の根拠となる清掃手法内容を学べる教材は、部位別作業要領
(作業用テキスト「実務編」)平成18年2月発行が発売されています。
文面による解説が主体で、清掃部位の形状や名称、清掃道具などが写真や図解で説明されています。
具体的な手順や手さばき方法、研磨の方向、落ち具合の確認手法やどのような洗剤を使用するなど
等の解説や技能分解作業写真・詳細な動作図解説明はありませんが補助教材として利用可能です。
128職種の技能検定のうち114職種が都道府県職業能力協会が試験を実施し、業界団体等
協会が試験対策講習会を主催して、受講修了者が60%から90%以上の合格率を確保する
よう技能の伝達を行っております。技能士育成を通して社会に技能の普及を図り、業界発展
の礎とする働きかけを行っております。
単一等級は128職種中、ハウスクリ―ニング技能検定を含め23職種です。
複数等級の技能検定の中には、受検者数が極端に減少して試験が実施されない技能検定も多く
あります。各県では学科試験は、1名から実技試験は10名から等の試験開催基準を設けて実施
しているようです。
技能制度職種追加から2年、厚生労働省公表、全職種の単一等級「技能検定試験」実施運営状況によ
れば、平成18年~平成23年の全職種平均合格率は51.9%です。
練習の目安 学科試験はテキストを2回音読して2年間の過去問題を3回通したのち再度テキストを1回
音読40時間、実技は7課題の練習を1課題当たり15回以上練習 50時間。計90時間程度
参考までにこのような準備をした上で、受験しました、ご覧ください。
YouTubeで実技練習風景がご覧になれます。約2時間です。
この動画は、国内で唯一公開されている映像です。
平成25年度受験前の練習映像のため、参考程度に留めてください。
映像の内容は、平成25年度に講習会で教えていただいた内容ですが、私も含めて
ビルクリーニング技能士取得者4名が、事前講習を受講した上で受験しています。
教えられた内容で受験した4人に限っても合格率は25%です。
合格を目指される場合は、毎年、技能評価基準の変更が予想されるため当該年度の
受験対策講習会等を受講の上、検定員の評価ポイントを重々理解した上で受験ください。
Posted by 大嶺健太郎 at 19:11│Comments(0)
│資格試験のコツ