富士登山 御来光参拝

大嶺健太郎 

2016年08月01日 08:01








7月29日にアスベスト診断士の2年に1回の更新講習

受講のため東京へ

13時~17時の講習会終了後、富士登山準備開始

1か月半ほど前に、ネットでクラブツーリズムの富士登山

ツアーを申込、案内到着後、料金3万円を支払い完了。

この時、同封の石井スポーツ富士登山の山用具

レンタルの案内を受け申込、着払いで1万円程。

7月21日に自宅到着、登山終了後、都内コンビニで返却


レンタル品の中身は、レインウェア上下セパレート型・

収納袋、トレッキングシューズ1センチ大きめサイズ

靴に小石砂侵入対策のためのスパッツ、へッドランプ

夜間登山のため、替え電池、バックパック、バックカバー

トレッキングポール、防寒着フリースが返送用着払い

伝票と共にボストンバックに同封されています。

あと、自分で準備したのが軍手、帽子、サングラス、タオル

トイレ利用金用小銭入れ、デジタルカメラビデオ、コンパス
 
ペットボトル2リットル2本、500ml2本の5リットル、地図

行動食(菓子パン、ナッツ、乾燥梅干、チョコ、バナナ)

当日の服装は、チノパンツ(はき慣れた大き目の物)、

スポーツ用速乾シャツ(半袖の上に長袖)、下着も速乾の物

山小屋に到着してこのままの着衣で仮眠をとったり、行動時

に速乾性でないと体力を消耗したり、体温を下げたりするため

靴下は厚めの物を着用、下着や靴下ハンカチ上着の着替えも

1セット防水チャック袋に入れて携行、その他の携行品、防水袋

に入れてトイレットペーパー、ごみ袋、予備の防水袋サイズ別各々

1枚程度の3枚、絆創膏。

持って行けば良かったものアンダーウエアで足の筋肉けいれん

防止用着衣、カメラ用伸縮棒(御来光撮影時の人込みを避ける為)


しなくても良かったこと、山小屋毎で水が買えます。値段は、少々

下界よりお高いですが、荷物の重さを軽減して快適な登山を楽しむ

ことに専念することを考慮すると、その都度山小屋休憩時に購入した

ほうがよいようです、携行で約1リットル、下山時は山小屋がないため

山頂売店で購入できます、1リットル程度は携行したほうがよい。

私は、バックパックの上記に加えフジスバルライン到着後の昼食で出さ

れた500mlの水を追加で携行し、さらに山小屋で翌日の朝食用で出さ

れた300mlの水を携行したため、下山後の温泉施設までもちましたが

荷物が重くなり、あまりお勧めできません。

登山行程、約1.5日でペットボトルの水を計5.8リットル摂取。


今回はクラブツーリズムさんの「登山中級Aスタンダードコース・お鉢め

ぐりなし雲海の彼方より昇る 感動の御来光 日本一の山へ! 富士

登山」で参加しました。初めての登山。

新宿住友ビル地下1階集合出発のコースを申し込みました。

出発カウンターが配されており、様々なツアー客でいっぱいでした。


1日目の行程は、バスにて上野(7:00発)➡新宿(7:50発)➡首都高

速・中央道➡フジスバルラインを通り、富士山・吉田口5合目出発口

へ(昼食)➡五合目から入山、登山開始➡8合目山小屋夕食休憩

(太子館)

行程、歩行約3.5㎞、約3時間30分 ちなみに下山道では1㎞当

たりの所要時間を30分と表示されてました。

下山時No表示板150m程度の下り坂往復でNo1表示、6合目付近

までNo58。単調で、登頂の後できつい感がありますが、6合目か

ら5合目に至るレストハウス直前の上り坂がもっときつく感じます。

馬通過時及び不整地運搬車が通過するときは速やかに道を譲り

ます。馬糞に気をつけて下さい。

2日目、8合目(22:15山小屋出発、当日は7月最後の休日で最繁忙

期混雑)出発➡富士山・吉田口山頂(御来光参拝)➡下山➡富士山

吉田口五合目自由昼食➡富士河口湖温泉または富士緑の休暇村

(入浴)➡新宿駅西口(17:00頃)➡上野(17:50頃) お鉢めぐりは

行きません。

行程、歩行6.5㎞、約6時間で登山時に使用する荷物以外はバスに

預けて行動できます。

私は、衣服はバスへ、持参のパソコンその他は新宿のホテルに預け

ました。


7月30日、31日に実際に参加した時の様子は、ツアー参加者32名

(外国の方々8名、夫婦親子2組、夫婦4組、友人グループ3組、単独

参加10名)、その内、富士山登山初めての方が6~7割、半分ぐらい

の方々がレンタル品にて参加、新宿住友ビル出発カウンターは、空港

やバスターミナルのカウンターのようで、バス到着後添乗員が案内を

行い集合、参加者の点呼を経てバスへ導かれ諸注意事項行程などの

説明やオプション品等の案内説明を受けた後、希望者が申込み。

週末の行楽日和も重なり、首都高速・中央道渋滞、到着は正午過ぎ、

さっそく昼食へ(バスの中で申込された10名程度の方々と共に昼食)

登山口はかなり混雑しているため、到着してからの飲食の手配は

団体行動時には間に合いません。

雲城郭に貸ロッカー300円~・更衣室は3階にあります。

夜間登山用ヘッドライト、セパレート防寒雨具は現地で有料レンタル

できます。


入山料1000円は任意ですが、山頂付近300円、登山道200円

のトイレ使用料が必要です。

山小屋の500mlの飲料は500円程度、5合目からは全ての建物の

水道や下水、電気も自家まかない、物品輸送も不整地運搬車で運び

込んでいるため輸送量や発電用の燃料代が諸経費で含まれている

ことを考慮すればけっして高くはない値段設定です。

13時に集合、ガイド2名により諸注意事項行程の説明、ストレッチを

経て入山登山開始、13時30分5合目出発途中、体力温存や登山へ

の慣れ、高山病対策のため30分に1回休憩を挟みながら、ゆっくり

ゆっくり進んでいきます。

山岳ガイドからの体調確認の声掛けには応じること。

ツアー客列前後からの伝言を前後の方々に伝えること。

高山病防止によく喋ること、8合~頂上は歩行停止時にも腹式呼吸を

すること。こまめに水分、携行食をとること、休憩時はザックを地面に

置きお尻を地面におろししっかり休むことなどの注意を受けます。

ガイド1名の方が先頭と添乗員1名の方が最後方、ベテランガイド1名

の方が前後ランダム交通整理、トラブル全般の対処を行っていました。

8合目の山小屋太子館へ到着したのは19時10分頃、館外にて宿の

番頭さんより諸注意と靴ひもを外して待つことと、女性、夫婦、グルー

プ、男性の順で2段寝床へ案内(一人1個のシュラフ及びビニールで

包装された枕と足元と廊下側に棚があり、靴やバックが置けます。

更衣室は屋内にありますがトイレは屋外です。登山者は、旅行会社

のツアー客を登山ガイドが案内して参加する方々のほか、家族、個人

グループ、 外国人の方々等、様々な方々が登山を楽しんでおられま

した、登山者の3割程度は外国人の方々と思われます。

ガイドの的確な指示でツアー客は、その都度山側に誘導され、谷へ

の転落・滑落防止や落石発生の対策、登山者行為の落石対策、登山

道での道具や体の使い方の指導を受けるため、慣れていない方は

ツアーでの参加をお勧めします。


登山道、下山道が分かれており下山道は頂上まで不整地運搬車が登

れるよう整備されていますが、場所によっては落石避難のためのシェ

ルター道の通行を求められている部分もあります。

私が下山するときに、不整地運搬車に同乗して山頂に向かわれる3名

の登山者もおられましたので身体に御不自由をお抱えの方でも登頂が

対応できるかもしれません。

19時30分頃、寝床(仰向けで隣の方と手のひらぐらいの距離)で休憩

中、食事の呼び出し集合、極端にルーの少ないカレーと別容器でおか

ずとおかわり用のごはん、熱いお茶、帰り際に翌朝用の水、レトルト

炊き込みご飯、菓子パンを受領。20時~22時15分までの間の休憩。

私は、1時間程度の仰向け休憩の後、両足が痙攣したためにすぐ

に1リットル程度の水を飲み、玄関口の広間でストレッチ体操をして、

出発準備を整えてさらに1時間程度待機していました。

出発予定時刻の22時15分が近づいても登山道や山小屋の混雑

と集合場所が限られているために出発時間に時間差をつけて案内

するため22時20分まで待機の後、出発、登山道脇で集合点呼、

夜間登山の諸注意、滑落、高山病対策方法の説明など。

私も高山病が気になり、山頂までの登山の最中や混雑道の停止時

立ち止まった時も全て腹式呼吸で行いました。

高山の空気は冷たく、目も乾燥しがちになるため瞬きを多くして、防寒

対策のため上着はフリーズ、上下のレインウェア―を着用、首にはタ

オルを巻き、額にはヘッドライトを装着後、夜間の登山道を歩きました。

この日の入山者は、8000人を超えているのではということで、平日

より早めの出発でも山頂まで人が数珠つなぎの登山道、山頂もお店

やお宮の周辺は原宿のような込みようですが、火口付近は比較的、

混雑が少なめ。火口周囲を巡るお鉢めぐりは90分程度必要です。


4時20分頃山頂に到着、明けの明星は3時台後半から見えますが、

日の出時刻が山頂で4時50分頃、星空は国内最高峰さすがです。

今シーズン最高の天気で御来光を参拝できました。


火口付近を見学した後、6時に下山、その都度30分に1回以上の

休憩を挟み下山するも7合目付近で乗馬で下山する人や他のツアー

参加者との下山のスピード違いで、ガイドさんに荷を持ってもらう方

など故障者も出たりしましたが、11時には全員5合目へ到着。

下山時は、砂埃が激しいため、マスクやゴーグルが必要。

ちなみに乗馬は、距離で値段設定があり、最大2合で3万円の料金。

約1時間の自由行動後、正午に集合出発し1時間後、温泉保養施設

「ゆらり」へ到着、2時間をかけ温泉・昼食休憩後、15時にバスは出発

中央道・首都高で東京へ、渋滞の中、到着予定17時から2時間遅れ

で新宿駅西口へ到着、下車、その後バスは上野駅へ

32人中、女性の親子(60代前後と30歳前後)の方が夜間登山時

からおやめになられた以外の方々、最年少男子高校生、最高齢70

歳男性を含めて30名の方々が登頂を果たされました。

下山時、ほとんどの参加者がくたびれて少々元気がなくなっておりま

したが、お顔は富士登山の楽しさと醍醐味を堪能した満足した表情で

した。

ほとんど睡眠していない中、13時間に及ぶ登山で、山登りの楽しみを

学びました。登山行動時間19時間

初めての登山、NAHAマラソンは5回完走しておりますが、登山の活動

時間の長さは、マラソンの4倍、比較的練習なしでも体力的には対応

できると思いますが、適度な休憩と適切な水分補給、ガイドの誘導など

や添乗員の高山病対策や臨機応変の対応があれば安心して登頂でき

ます。



























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